医療費控除の明細書の記入方法

医療費控除の明細所の記入方法は以下の通りです。

①.医療費通知に関する事項

この部分は「医療費通知」に記載されている額を一年分まとめて記入します。

1.「医療費通知に記載された医療費の額」
負担した医療費の合計額を記入します。医療費の通知は保険組合によって発行の間隔が異なりますので複数枚ある場合は全てを合算します。

2.1で記録された医療費のうち、「年内に支払った医療費の合計額」
年末などに受診して支払いが翌月、年が変わってから支払った分は翌年の計算に回す事になります。このため、受診した日を記録している通知と実際の医療費に違いが出て来る事があります。この金額については領収証とその日付を確認して計算、記入してください。

3.2のうち、「生命保険や社会保険などで補塡される金額」
生命保険契約、損害保険契約、あるいは健康保険法の規定等に基づき受け取った保険金や給付金(入院費給付金、出産育児一時金、高額療養費など)があればそれの合計を記入します。

②.医療費(上記1以外)の明細

こちらは医療費通知に記載されていない物で医療費控除に使える交通費や医療用器具の購入などについて記入します。
※交通費は控除に使える範囲が決まっており、自家用車のガソリン代などは計上できないなどルールがあります。別項で解説します。


画像引用:国税庁公式サイト